菊池郡大津町町258(平成24年4月8日)
東経130度52分8.31秒、北緯32度51分19.38秒に鎮座。
この神社は大津南小学校の西、白川と202号線の間に鎮座しています。石垣上の社地周囲には大樹が茂り、落ち着いた雰囲気の静かな神社です。
神社入口の石段脇には社号標、上には石柱と台輪鳥居が建立されています。境内入口石段左右には安政5年生まれの小顔で風変わりな狛犬がおり、正面奥に千鳥破風付き入母屋造りの拝殿、流造の大きな本殿が建立されています。本殿には左右の妻や長押上、縁下等に精緻な彫刻が施され、木鼻も狛犬と獏、麒麟と鯱等多彩な霊獣が彫られています。又、本殿左右に境内社等が祀られ、北参道入口にも大正3年生まれの狛犬がいました。
御祭神:健磐龍神、比盗_、国龍神、比東芬q神、彦御子神、若比盗_、新彦神、新比盗_、若彦神、弥比盗_、国造神、金凝神
祭礼日:神幸式・10年毎3月
境内社:塞神社、天満宮他
由緒:鎮座 建仁元年(1201年)
当社は第83代土御門天皇の御代の建仁元年(1201年)の勧請で陣内村鶴に鎮座されておりましたが その後文明年間(1469)に現在地に遷座されました。
当時近郷五穀不熟万民難渋につき五穀成熟の為め 窪田郷現在地に霊地を選び 阿蘇十二宮を鎮座せしところ 五穀が成熟したと云われています。
現在地に遷座後は十年毎に神幸式として上陣内の旧社跡に輿渡御祭典が行われます。
当社は近郷に稀なる古き伝統の有るお社です。
社頭 |
神社入口 |
入口に立つ石柱と台輪鳥居 | 鳥居に掛かる額 |
参道の様子 |
境内入口 |
境内入口脇に控える安政5年生まれの狛犬 しっかりとした体つきの割にはとても小顔。廻りを盛り上げた大きな目が特徴的で、異彩を放っています。やや張り出した胸やしっかり踏ん張っている前脚が逞しさを感じさせます。阿の鼻先が欠けていない完全体なら、独創的な素晴らしい逸品と思われます。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(安政5年(1858)戊午12月建立) |
境内の様子 |
千鳥破風付き入母屋造りの拝殿 |
本殿 |
本殿彫刻 木鼻:上・狛犬と獏、下・麒麟と鯱 |
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本殿左右の妻彫刻 獅子・龍・鷲 |
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本殿左右の長押上彫刻 栗鼠と葡萄、鯉の滝登り |
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本殿左右の縁下彫刻 | |
境内社:塞神社 | |
境内社:天満宮 | |
御馬堂 | |
猿田彦大神 | ? |
北参道の様子 |
北参道入口 |
北参道入口にいる大正3年生まれの狛犬 この時代に何対か見られる、穏やかで整った表情の狛犬です。阿吽の位置が反対ですね。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(大正3年(1914)建立) |