安永権現社

上益城郡益城町安永855(平成24年4月7日)

東経130度48分46.5秒、北緯32度47分10.62秒に鎮座。

 この神社は益城町役場の西南西約1.2kmに鎮座しています。周囲は全て住宅地、この社が鎮座する一画だけが、巨木が茂る、静かで緑豊かなオアシスとなっています。
 十段程度の石段を上がると鳥居が建立され、北に延びる参道脇や境内の周囲には、ご神木の大樹が数本聳え立っています。境内右手に歯ゲートボール場や土俵が設えられ、正面に妻入りの拝殿・弊殿・流造の本殿が建立されています。

 御祭神:神武天皇、十一の宮の神霊
 祭礼日:10月17日
 由緒:御神体として安永親王を祀るという安永集落の氏神である。
 鳥居の扁額には「安永神社」とされているが、正式には「安永権現社」である。境内の再築記念碑には「神武天皇、十一の宮の神霊を慶長9年(1606)、鎮座。元禄2年(1689)台風で破壊。昭和2年遷宮。献殿式等の記述がある。もとの権現は、安永673番地付近(現益城町公民館安永分館付近)に所在したといわれている。この古跡碑が、再築記念碑横にある。
 もとは、三十数本の屋久杉の巨木があったが、現在は残っていない。

社頭
神社入口
入口に立つ鳥居 鳥居に掛かる額「安永神社」
参道の様子
境内の様子
妻入りの拝殿
拝殿内の様子
弊殿と流造の本殿
拝殿前から入口を振り返る

ご神木
ご神木
ご神木
ご神木 ご神木