津森神宮

上益城郡益城町寺中708(平成24年4月7日)

東経130度50分39.14秒、北緯32度47分52.13秒に鎮座。

 この神社は木山川の北、28号線より少し北に鎮座しています。神社は「津森神宮の森」として親しまれる、樹齢500年以上のムクノキやイチョウなどの大樹が聳える大きな森の中に鎮座し、静かで落ち着いた素敵な雰囲気を保っています。
 入口には明神鳥居が立ち、参道右に社号標。途中には昭和生まれの狛犬が二対。境内の入口には二層の楼門が建立され、中に木製の神門狛犬が見られます。境内にはいると左右に五重塔が建ち、中央に妻入りの拝殿・弊殿・大きな本殿が建立され、東西の末社や神輿殿が点在しています。

 御祭神:神武天皇、神武天皇妃、他、多くの皇祖神
 祭礼日:元旦祭・1月1日、初祭・1月29日、節分祭・2月3日、春季例祭・4月29日、厄除 賀寿祭・6月1日、夏越大祓祭・6月30日、戦没者報恩慰霊祭・8月上旬、秋季例祭・10月29日、月次祭・毎月1日・15日
 境内社:東末社、西末社
 由緒:本宮は、欽明天皇二年(西暦五四〇年) 神武天皇の神霊神勅により時の国司・藤原法昌により創祀せられました。
  往来此の辺りは入り海の津でしたが、神武帝の霊体出現時よりたちまち森となり、此の地は 「津森」と言われ宮所の名となっています。当初は、今より南東の丘の上に本宮があり、今も 「影向石」と言い史跡となっています。
宝治元年(西暦一二四七年)、時の将軍源の頼嗣が今の所に宮所を遷し社を建立しました。安土桃山時代末期小西行長の兵乱により領内は悉く焼かれ神田社領も没収せられました。現在の社殿は、その後再建されたものです

神殿は、流れ作り。江戸時代初期に造営され改築を繰り返された。以前の茅葺きから平成11年に銅板葺きに改築。
東西の間口7間と横に広く、多くのご神体を祀る。軒下の彫刻は、古代中国から伝わる伝説の動物が多く彫られている。
(「津森神宮公式サイト」より)

社頭
入口に立つ明神鳥居
鳥居に掛かる額 社号標
参道途中手前にいる昭和53年生まれの狛犬
精悍な顔付きで、上半身の発達した狛犬です。
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(昭和53年(1978)1月吉日建立)
参道途中奥にいる昭和8年生まれの狛犬
潰れ気味の穏やかな顔で、揃った平歯、太い立ち尾、大正から昭和初期にかけて、熊本でよく見られるタイプの狛犬です。
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(昭和8年(1933)7月吉日建立)
楼門 前後から
楼門内にいる木製神門狛犬
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境内左右に建つ五重塔
妻入りの拝殿
拝殿内の様子
本殿

境内社:東末社
境内社:西末社
神輿殿
猿田毘古大神

絵馬

御神木
樹齢500年のムクノキ


ご神木
夜泣き貝が棲息する、樹齢500年のイチョウ