上島四所神社

上益城郡嘉島町上島2696(平成24年4月7日)

東経130度45分15.11秒、北緯32度44分05.09秒に鎮座。

 この神社は嘉島町役場の西南西約600mに鎮座しています。綺麗に立ち並んだ玉垣の中央に台輪鳥居が立ち、鳥居を潜り境内に入ると右手に土俵が設えられています。参道奥の燈籠の向こうに入母屋造りの拝殿、玉垣内に三間社流造の本殿が建立され、又、由緒深い農業用治水施設の一部「井樋」も展示されています。

 御祭神:一の宮・阿蘇大明神、二の宮・北岡大明神、三の宮・碧大明神、四の宮・若宮大明神
 祭礼日:10月9日
 由緒:旧村社。肥後国誌には、四社大明神宮とあり、御祭神は、一の宮 阿蘇大明神、二の宮 北岡大明神、三の宮 碧 大明神、四の宮 若宮大明神。
 境内には明暦4年(1658年)9月5日の大節会の碑文があり、村内4ヶ所にあった神社を、明暦4年9月に一社に勧請し、当村鎮護の総氏神としたとあります。
 御祭神 細川忠利公の御孫、細川大膳尚方公(弐萬石)の祈願所と思われ、拝殿に「四社大明神」の扁額が奉納されております。
 当神社は明治大正昭和にかけて、三宮八十彦、千春氏が六嘉神社社司を兼ねて奉仕致しておりました。三宮八十彦氏は出水神社の神職としても奉仕し、現宮司の義祖母の生まれ育った所でもあります。 
 大祭は10月9日で、その日は子供相撲が奉納されます。
熊本県神道青年会 創立60周年記念事業実行委員会 「神社マップweb版」 より)

社頭
神社入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
流造の本殿
土俵
慶長9年(1604)加藤清正公が築造した農業用治水施設が、文政11年(1828)改修されました。昭和60年にその時の井樋を移設した物です。

ご神木
ご神木