矢村神社
阿蘇市一の宮町宮地3117(平成24年4月4日)
東経131度7分5.23秒、北緯32度56分45.28秒に鎮座。
この神社は阿蘇神社の北側に鎮座し、参道入口は鳥居前町商店街にあります。
木製の一の鳥居を潜ると、路地のような細い道で一般道と共用しています。住宅が切れたところで、右側に低い石垣が組まれ、十数段の石段の上に二の鳥居が建立されています。境内右には地区の集会所が配され、鳥居正面に妻入りの拝殿、流造の本殿が建立されています。境内社も二社祀られ、未だ芽吹き前のご神木の大樹が二本、目立っていました。
矢村社を中心として、このあたり一帯は健磐龍命のお館の跡であると伝えられている。
健磐龍命は、阿蘇開拓のためには宮居を定めねばならぬと、ご愛用の弓を託してその落ちた処を宮居と定めようと思われた。そこで命は坂梨の「矢の島」から天に向かって、キリキリ引き絞って一矢ゆりあげられた。
その矢はヒューっと天に舞い上がったが、それが落ちてきたところが、今の矢村社の地だったという。そこでこの一帯をお館を定められた。いまの阿蘇神社なども矢村のうちだったといわれているから相当広い地域だったようである。

参道入口 |
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参道入口に立つ木製一の鳥居 |
鳥居に掛かる額 |
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一般道と共用の参道 |
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社頭 |
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神社入口 |
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神社入口に立つ二の鳥居 |
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境内の様子 |
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妻入りの拝殿 |
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拝殿内の様子 |
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流造の本殿正面と左側面 |
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境内社二社 |
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