卯添(うぞえ)阿蘇神社

阿蘇郡南阿蘇村河陽3209(平成24年4月4日)

東経131度0分39.51秒、北緯32度50分59.28秒に鎮座。

 この神社は長陽駅の東南東約450mに鎮座しています。
 神社入口に立つ鳥居右に、推定樹齢・400年といわれるご神木・大檜、境内に同じく推定樹齢・400年のご神木・大欅が堂々とした姿を見せているほか、豊かに茂った木々が鎮守の杜を形成する静かで清々しい神社でした。
 境内には、入母屋造りの開放的な拝殿三間社流造の本殿が建立されています。

 御祭神:健盤龍命、阿蘇都日媛命、速瓶玉命、日の神・雨の神
 祭礼日:7月21日・夏祭
 由緒:社格は村社である。
 「南郷事業蹟考」によれば、喜多村の産神とある。
 祭神は、健盤龍命、阿蘇都日媛命、速瓶玉命、日の神・雨の神をお祀りしていると伝えられている。
 由緒などこの宮の創建年月日は詳らかでない。
 神幸祭は寛永3年(1626)ごろ一時途絶えたが、現在は毎年行われている。
 阿蘇大明神(健盤龍命)が草部吉見明神と卯添明神で「下野狩り」を楽しんだという説もあり、その様子が祭り歌の中で唱い継がれている。
 尚、卯添神社の下野狩りの旧蹟として伝えられている神事歌は、7月21日(夏祭り)に唱われている。

社頭
社号標 神社入口
入口に建つ明神鳥居 鳥居に掛かる額「夘添神社」
境内入口
境内の様子
入母屋造りの開放的な拝殿
拝殿内の様子
本殿

ご神木・大檜
推定樹齢・400年、幹周・4.60m
ご神木・大欅
推定樹齢・400年、樹高・25m、幹周・5.06m
淡く儚く咲く桜