長野阿蘇神社

阿蘇郡南阿蘇村長野542(平成24年4月4日)

東経131度1分16.92秒、北緯32度51分32.51秒に鎮座。

 この神社は長陽駅の北東約1.5kmに鎮座しています。
 大きな森の中の神社と対照的に道路の反対側に芝生広場があり、神楽殿が建っています。長野阿蘇神社では300年以上の歴史を持つ長野岩戸神楽が春と秋の例祭で奉納され、国の無形民俗文化財にも指定されているそうです。中でも全国的にも珍しい鬼面の荒神達が10〜15mもの竹ざおに登り舞う「天皇注連(てんのうしめ)」が特徴的で、神楽殿では神楽の保存とPRをかねて月1回定期公演をおこなっているそうです。
 参道入口は西と南二箇所あり、私達は神楽殿が建つ南から境内に入りましたが、社殿の向きを考えると本来は南参道が表参道なのかも知れません。
 境内には唐破風付き入母屋造りの開放的な拝殿と続き、弊殿と三間社流造の本殿が建立され、豊かな杜の入口には荒神様?がお祀りされていました。
 又、ご神木の夫婦檜が社殿脇に仲良く聳えています。

 御祭神:健磐龍命(阿蘇大明神)をはじめ御一族の神々及びその他の諸神
 祭礼日:春季例祭・5月20日、秋季例祭・10月27日
 由緒:祭神は阿蘇五宮並びに惟人命の子惟英命であり長野地区の産土神として尊崇されています。
 大祭は春季の5月20日及び秋季は10月27日になっておりこの両大祭には国の選択・県村指定の無形文化財である長野岩戸神楽が奉納されます。
 なお、大正5年12月17日に長野地区内で祭られていた各種の神々がこの御神殿に合祀されて現在に至っています。

社頭
西参道入口に立つ明神鳥居 鳥居に掛かる額「長野神社」
境内入口
境内の様子
唐破風付き入母屋造りの開放的な拝殿
拝殿に掛かる額「長野阿蘇神社」 「神名とおみくじ」案内
拝殿内の様子
弊殿と本殿
本伝木鼻・龍と象
本殿妻彫刻・龍

荒神様?
荒神様?
石碑 石碑
ご神木・夫婦檜
南参道入口に立つ台輪鳥居
南参道入口

西参道入口と道路を隔てて建つ神楽殿