阿蘇大御神御足跡石

阿蘇郡南阿蘇村白川西柳696-1(平成24年3月29日)

東経131度5分37.83秒、北緯32度49分33.74秒に鎮座。

 この巨石は325号線に案内版があり分かり易いのですが、私達は白川吉見神社から「しあわせロード」を通って行ったので、途中道を間違えたり結構難儀して辿り着きました。
 公園は良く整備され、石には注連縄が掛けられていたり、前には小さな社殿が建立されていました。江戸時代に編纂された肥後国誌に記されている御足跡石が平成の世に日の目を見たとは…ロマンを感じます。

 この巨石は、江戸時代に編さんされた肥後国誌に「白川乾藪堂というところに、阿蘇大御神の御足跡石がある。」と記されており、古くから当地にあると言い伝えられた神様の足跡を、地元では平成十一年春の花見会で「その巨石と足跡を探そう」と盛り上がり当柳地区の住民にて掘削したところ、記録や言い伝えどおりの姿を現した。
 その記録には「四五尺計ノ石二両足揃テ深サ六七歩アリ、雨天の節、水溜ル事ナシ不浄ノ人近ク寄レバ祟アルト云」と記されている。霊験あらたかな石である。
 この足跡石は、阿蘇神社の守護神、建盤龍命が、南阿蘇の平定と開発を願いこの巨石に立って祈られたものと推される。南阿蘇は地理的には、外輪山からの流水と、白川水源を初めとする多くの湧水が一級河川「白川」に注ぎ、この水が農業と地域開発に貢献している。





阿蘇大御神足跡石公園全景左右からと案内板
阿蘇大御神御足跡石 前後から
社殿
鍬の跡
右御足跡
左御足跡
女神様