三熊野神社

高岡郡四万十町窪川(平成23年3月29日)

東経133度8分12.39秒、北緯33度12分17.3秒に鎮座。

 この神社は窪川駅の南西約600m、四国霊場37番岩本寺脇に参道入口があり、土佐くろしお鉄道中村線の線路の向こうに、黒々とした鎮守の杜を持つ神社の入口があります。鉄道が通る前は現在の参道よりも西から神社に参拝していたようで、旧参道跡に鳥居や狛犬の先代があり、境内の鳥居もその方向に立てられています。高架下を通り、神社から少し離れて線路際から見ると、線路により鎮守の杜が分断されている様子がよく分かりました。神社入り口に立つ二の鳥居を潜り石段を上がると境内で、土俵が設えてありました。参道に対して社殿は横向きに造られ、入母屋造りの拝殿には単に「熊野神社」の額が掲げられ、覆いの中の本殿は流造でした。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

参道入口
参道入口に立つ一の木製鳥居 鳥居に掛かる額
四国霊場37番岩本寺脇を通る参道の様子
現在の参道は土佐くろしお鉄道中村線の高架下を通っています
高架下参道の右側に草原の広場があり、こちらが旧参道が通っていた所の様で、
中村線の線路の向こうに境内が見え、鳥居もこちらの方向に立てられています。
又、ここには鳥居の残骸や、うち捨てられた狛犬の姿がありました。
旧参道に一体だけ残っていた壊れた狛犬
線路際から神社を見ると、線路により鎮守の杜が分断されている様子が、よく分かります。
社頭
神社入り口に立つ二の鳥居 鳥居に掛かる額
石段参道の様子
境内崖上に立つ三の鳥居
この下は崖になっており、参道はなく、土佐くろしお鉄道中村線の線路が通っています。
右側に土俵が設えられた境内の様子
百度石と石段参道
拝殿
拝殿に掛かる額「熊野神社」
本殿脇覆いと本殿
境内社:稲荷神社