若宮神社・熊野神社

南国市才谷590(平成23年3月28日)

東経133度39分13.64秒、北緯33度37分51.99秒に鎮座。

 この神社は坂本龍馬のご先祖の出身地・才谷地区に鎮座しています。高知自動車道南の31号線からパシフィックGC方面に向かい、途中二股を左に取り川筋を行くと、高知自動車道南の二股付近に「若宮神社・熊野神社」の額が掛かった青銅製の一の鳥居が立っています。ここから神社までは1km以上有るので、案内板の地図をよく見てから、才谷竜馬公園を目指していくと良いでしょう。(因みに現地の地図には神社マークのみで社名が書かれていないので、下記地図には一の鳥居の位置と神社名を書き込んでおきました。)
 神社は集落を横切る道路から「坂本神社」へと降りる分岐点の反対側に有ります。入口には鳥居も社号標も何も目標になる物がありませんから、注意してください。坂道を上がると広場があり、石垣が組まれた上に境内が作られています。境内へと続く金属製の階段を上がると、非常に優雅で出来の良い狛犬が私達を迎えてくれ、思わず歓声を挙げてしまいました。境内にも青銅製の鳥居が立っていますが、この鳥居には「若宮神社」としか書かれていません。
 拝殿は妻入り、覆い屋内に流造の本殿が建立されています。
 県道からそれほど入ったわけではないのに、深山幽谷の雰囲気が漂う才谷、私は龍馬ファンではないので、坂本家のルーツがここにあるとは訪れるまで知りませんでしたが、長閑な雰囲気の地域で、坂本家のおおらかな家風はここで培われたものなのかしら?と、思い至りました。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

参道入口

参道入口に置かれた立石
参道入口に立つ青銅製の一の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
「若宮神社・熊野神社」
社頭
境内へと続く金属製の階段
境内入口
境内入口にいる明治44年生まれの狛犬
優雅な感じはしますが、純粋な土佐型の狛犬とは少し異なります。理知的な顔と整った体つきのとても良い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治44年(1911)辛亥12月良日建立)
境内に立つ青銅製の二の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
妻入りの拝殿
拝殿目貫彫刻・波と亀
拝殿木鼻・象
本殿覆い屋と流造の本殿