神母(いげ)神社

南国市比江(平成23年3月28日)

東経133度39分14.85秒、北緯33度36分7.12秒に鎮座。

 この神社は領石川と新改川の合流地点西に鎮座しています。神社の前にも小さな水路が流れていて、角には水門が作られ、境内へは神橋を渡って入ります。入口には白木鳥居が立ち、竹藪を切り払って作られたような参道奥に小さな社殿が建立されています。

 この社に案内は無く、詳細は不明ですが、最後の日に訪れた新宮神社の宮司様によると「ここ土佐には、全国的に見られる稲荷神社は無く、その代わりに保食神を御祭神とする神母神社・通称おいげさんが多数祀られているのです。」との事…。地方色の強い神社だったのですね〜。
 因みに「保食神」は、「うけもちのかみ」と読み、日本書紀では、訪ねてきた月読命に食べ物を提供し、口から食べ物としてイロイロなものを吐き出すので 「汚い!」と月読命に斬られてしまった神様です。そして、斬られたオイゲサマの頭から牛馬、額から粟、眉から蚕、目から稗、腹から稲、陰部から麦・大豆・小豆が生まれたとされています。

社頭
入口の石段
神橋と境内入口
境内入口に立つ白木鳥居 鳥居に掛かる額
参道・境内の様子
社殿