四社・熊野神社

高知市比島町2-13-1(平成19年3月31日)

 この神社は249号線・比島の信号から一方通行を東にはいるとJP 土讃線の高架が見える角に鎮座しています。ところがこの社地に鎮座しているのはこの社だけでなく、清川神社、田内神社、神明宮、濱田神社と計5社が並列して並び建ち、まるで神社の団地のようで賑やかでした。

 御祭神:丹生都比売大神、高野御子大神、大食都比売大神、市杵島比売大神等
 由緒:四社神社は正保4年(1647)に紀伊国伊都郡高野山四所権現を勧請しました。
 熊野神社の勧請来歴は不詳ですが、社伝では小津神社の別社であるとか、正覚院の住侶が紀州熊野より勧請したと伝えられています。
 明治元年に熊野三所権現を改め熊野神社と称し、明治6年に四社神社と同時に旧村社に列し、一棟の鞘殿を設け一社の体裁で比島宇峯に鎮座していましたが、上峯では管理保全が行き届かないと氏子達が懸念し、相談の上昭和43年に現在地・神明宮、清川神社の境内に遷宮しました。(記念碑より)

神社入口
大正11年生まれの厳つい狛犬。
若干感じは違いますが、岡崎現代型に共通する造りを感じます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正11年(1922)7月建立)
同じ大正11年生まれでありながら、上記の狛犬とは異質の、
私達が土佐狛犬と呼んでいる鬣や尾の渦巻きの大きい狛犬です。
穏やかな顔つきで余り顎が無く、耳を横に流した下に鬣が大きく渦巻いています。
尾も大きく太く付け根の辺りはいくつもの大きな渦が作られています。
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(大正11年(1922)2月建立)
嘉永元年(1848)生まれの剽軽狛犬。阿は大口を開けて「大笑い」、
吽は鼻の下を伸ばして下目使いに何を見ているのでしょう?
この狛犬も細い身体に不相応な大きな渦の鬣と尾を付けています。
 狛犬の拡大写真はこちらで
(嘉永元年(1848)皐月建立)
拝殿 四社神社 熊野神社
記念碑
拝殿内の様子 本殿覆い屋