宇賀神社

高知市浦戸(平成23年4月1日)

東経133度34分7.82秒、北緯33度29分26.54秒に鎮座。

 この神社は、海を望む龍馬像が立っていることで有名な桂浜公園の西約600m、14号線沿いに鎮座しています。
 境内入口前に文政8年生まれの浪速狛犬がおり、石段を数段上がると鳥居。境内は横に広く明るく、正面に千鳥破風付き入母屋造りの拝殿が建立され、後ろの「糠塚」と呼ばれる小山の上に本殿が建立されています。

 御祭神:宇迦之御魂神
 祭礼日:11月8日
 由緒:通称『糠塚(ぬかづか)さま』と呼ばれ、高知市浦戸南浦地区の氏神様として広く崇敬されています。
 宇賀神社が『糠塚さま』と呼ばれるのは、昔々土佐の国がまだ『タケヨリワケ』と言われていたころ、この地には宇賀信高という長者(村の大富豪)が住んでいました。この長者が作ったたくさんの米の糠を一所に捨てているうちに小さな塚ができやがて小山のようになり、そこに穀物の神様である『宇迦之御魂神』をお祭りしたのが始まりとされています。地元の人々は親しみを込めて『糠塚さま』と呼んでいます。
 毎年11月8日に例祭と御神幸が行われています。
 南浦地区は西と東に二地区あることから、神輿も二基あり、神社での例祭の後、それぞれの神輿に分神霊をいただき各地区を練り歩きます。
(「若宮八幡宮」公式サイトより)

 本殿がある小丘のことを糠塚とも宇賀塚ともいう。宇賀長者は天武天皇白鳳年間の土佐の富豪であったとの伝えがあり、この小丘は宇賀長者が脱穀した籾殻が堆積して糠塚となったといわれている。宇賀神社の祭神は倉稻魂神(ウカノミタマノカミ)で、稲の神、商売繁盛の神である。
(「境内石碑」より抜粋)

社頭
入口にいる文政8年生まれの浪速狛犬
威厳のある堂々とした狛犬で、吽には角が付いています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文政8年(1825)乙酉8月吉日建立)
境内入口 根巻鳥居
参道の様子
境内の様子
拝殿
「糠塚」に付けられた石段の参道
「糠塚」上に建立されている本殿