古城八幡宮(天竺神社)

高知市大津甲1396(平成19年4月1日)

 この神社は土佐電鉄御免線・清和学園前駅の南西の小山上に鎮座しています。国道195号線から御免線の踏切を渡ると、満開の桜の下に「天竺右近花氏大津城址」碑があり、そこから階段を上がること148段、旧平山城の堀切を眼下に見ながら石橋を渡ると、社殿に行き着きます。
 地図には「天竺神社」とあったのですが、「天竺右近花氏大津城址」碑には「古城八幡宮」、拝殿内の社額にも「八幡宮」とあります。案内が他になくここからは私の想像でしかないのですが、この社はその昔は天竺氏を祀る「天竺神社」と呼ばれていたものの、何時の時代か(多分、江戸時代に)武神である八幡神が祀られるようになり、古城跡に建立された八幡様なので「古城八幡宮」と呼ばれるようになった…のではないでしょうか? 何方かその辺の経緯をご存知の方はご一報下さい、お願いします。
 大津城は足利の世、土佐の守護代細川氏の一族、天竺右近花氏が居城したところで天竺城と呼ばれました。応仁の乱で細川氏の後ろ盾を失い、その姿を史上から没し去りますが、落城については諸説があり、詳らかではありません。(説明板より)

神社のある小山、遠景 国道195号線を挟んだ
反対側にある祭祀場
「天竺右近花氏大津城址」碑
入口に咲く満開の桜 神社入口の一の台輪鳥居
入口にいる大正13年生まれの狛犬
(大正13年(1924)3月吉日建立)
階段の参道、148段もあります。 山頂部の参道
大津城、別名天竺城の堀切跡 境内から見た参道の様子
手水鉢には「文政8年」の文字 拝殿
拝殿内の社額「八幡宮」 拝殿内の様子
本殿覆い屋