神明宮

高知市はりまや町3(平成19年3月31日)

 この神社は国道32号線・高知橋南詰より200m程東に鎮座しています。この社は明治12年に高知大神宮が創立されるまでは藩の惣鎮守でしたが、現在は北西1.4km程に鎮座する小津神社の御旅所となっているようです。小規模の神社でしたが、境内も社殿も綺麗に整えられ、早朝にもかかわらず私達の参拝中もお二人ほど参拝に来られるなど、地域の方達に崇敬されているようです。

 御祭神:天照大神、豊受大神
 境内社:子守神社(水分神、磐長姫神)
 由緒:この社は寛永8年(1631)加藤六兵衛により勧請され、明治12年までは高知城下郭外各町の惣鎮守でした。享保16年(1731)に社殿が焼失し、同19年公儀により再建され、その後も2回ほど社殿再建がされています。昭和20年戦災によりまたもや全焼し同25年仮殿が建立されました。その後、同54年社殿の改築竣工が行われています。

神社入口
拝殿
本殿
表参道入口にいる昭和6年生まれの構え獅子。吽が後ろ足を挙げているのが分かるでしょうか? その下には窮屈そうに子狛が押さえつけられています。出雲にはこういうポーズの狛犬は居ませんから、土佐の石工さんの発想でしょうね…偉い! お初にお目にかかりました。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和6年(1931)9月吉日建立)
境内社・子守神社社殿
裏参道入口
裏参道入口にいる昭和7年生まれの狛犬。
阿は前脚の下に睨みを利かせた子狛がいます。
特に尾の造りが派手ですね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和7年(1932)1月吉日建立)