小津神社

高知市幸町9-1(平成19年3月31日)

 この神社はJR土讃線・入明駅の北東200mに鎮座しています。先に参拝した神明宮(はりまや町3)は、この社の御旅所でした。この社の境内に像立された大国様は「御祭神・素盞嗚尊の御子神にあたる大国様をお祭りしよう」と、香川県の庵治石を用い建立した物で、台座を入れた高さは4m弱、重さ18t、「四国一の大きさ」という事です。又、ここには入口に2対の狛犬がおり、夫はこの狛犬の写真を写すのに夢中になり、神社入口の写真を撮り忘れてしまったようです。

 御祭神:素盞嗚尊、大綿津見命
 由緒:もと郷社で創建は不明ですが、「長宗我部地検帳」大高坂郷大高坂村の項には「ヲトノ宮 小津之宮」、「南路志」には土佐郡江ノ口村の項に「熊野権現宮」とあり、もと尾戸にあったものを寛文11年(1671)に江ノ口村に移るように命ぜられ、延享2年(1745)社を建てたといいます。「土陽淵岳誌」は香美郡香宗中ノ村興雲寺薬師堂の鰐口の銘を記していますが、それには「小津宮土州土佐郡大高坂郷小津村御前鰐口于時文明六年甲午八月一日」とあります。もと小津宮とよばれていたものが、近世「熊野権現」とよばれて移座したもので、明治4年に「小津神社」と改称しました。
 (高知市民図書館蔵書検索システム参照)

明治35年生まれの構えの阿と蹲踞の吽の組み合わせ狛犬です。
顔が比較的扁平で、鬣や尾がこんなに大きく渦巻くのは土佐狛犬の特徴のようです。
構えの阿は型は出雲ですが、尾がこの様に横に広がるのは
この地の狛犬独特の取り付け方のように思われます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治35年(1902)11月吉日建立)
昭和14年生まれの土佐型狛犬。
優し毛な顔つきで、鬣・尾の大きな渦巻きはこの地の狛犬の一番の特徴です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和14年(1939)4月吉日建立)
境内の様子 拝殿
拝殿内の様子 本殿覆い屋
境内社二社 四国最大の大黒像