日野御前神社

香美市香北町日ノ御子434(平成19年4月1日)

 この神社は高知市方面から217号線を物部川の流れに沿って遡り、川ノ内川を渡ったら日ノ御子バス停付近から左に入り川ノ内川に沿った坂道を上がります。日ノ御子の村落を過ぎる頃、右手にある軽自動車がやっと入れる道路に面した、左手の高台にこの社は鎮座しているのですが、非常に分かりづらいので近くの方にお聞きすることをお薦め致します。又、車ではいると駐車場が無く、バックで帰ってくるようになりますので、徒歩での参拝をお薦めします。
 急な階段を登ると小さな社地に社殿や境内社がひっそりと建っています。今は村落を見下ろす高台に社地がありますが、社殿内に架かっている明治時代の社の様子を見ると、昔はもっと低地に鎮座していたのではないかと思われます。
 案内が無く、勧請年月・縁起・沿革・御祭神全てが不明です。
 蛇足ながら、社へ行く途中の川ノ内川と物部川の合流点付近の瀞を見下ろす景観は素晴らしく、思わず車を止めて川遊びがしたくなったほどでした。

神社入口
入口にいる明治14年生まれのやんちゃな浪花狛犬。
吽には髷のような角が付いています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治14年(1881)1月建立)
階段途中にいる大正8年生まれの滋賀でよく見かけた狛犬。
身体付き、毛の流れは優雅な感じですが、顔つきが厳しく、顔の脇の鬣と耳が横に張りだした感じが特徴です。
 狛犬の拡大写真はこちらで
(大正8年(1919)7月吉日建立)
一と二の台輪鳥居と階段の参道 社殿に架かる社額
社殿 境内社
境内社、左から
高峰三宝神社、高岩神社、
八坂神社、宇田姫神社
境内社
社殿内に架かっている明治時代の社の様子と奉納芝居の様子
社へ行く途中の、川ノ内川と物部川の合流点付近の様子