横須賀市東浦賀1-17(平成22年5月3日)
東経139度43分26.33秒、北緯35度14分34.47秒に鎮座。
この神社は浦賀港東、209号線から少し山側に入った所に鎮座しています。参道入口から石段を上がると左は児童遊園、右の建物は東浦賀1丁目町内会館が立つ中境内があり、更に石段を上がると社殿の建つ境内となります。お堂のような社殿には目貫彫刻に龍、木鼻に狛犬と象の彫刻が付けられ、社殿内を拝見すると「八雲社」の額が掲げられ、左には祭礼で使用される「猩々坊」の頭が展示されていました。
御祭神:須佐男命
祭礼日:6月上旬
由緒:この社の建物は江戸時代のもので、もとは、大谷山満宝院八雲堂という修験の寺でした。
明治の廃仏毀釈で神社に変わりましたが建物はそのままで、寺の型式のお堂建築となっており、鳥居もありません。現在も寺の宝珠が屋根に乗っています。
お堂の格子からのぞくと、修験の護摩壇が見えます。向拝(ひさし)には、漆喰で造られた龍が取り付けられ、 長さ一間半の大きな木刀には、大山信仰の初山競いの武勇伝が伝わっています。
東浦賀一丁目の鎮守様として、毎年6月に祭礼が行われ、須佐男命が乗った山車と猩々坊(厄除け人形)が出ます。
社頭 | |
石段参道 | |
中境内の様子 参道の左は児童遊園、右の建物は東浦賀1丁目町内会館です。 |
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境内へ上がる石段参道 | |
社殿 | |
目貫彫刻・漆喰で作られた龍 | |
木鼻・狛犬と象 | |
社殿内の様子 | |
不動明王像 | 旧満宝院八雲堂屋根に乗っていた宝珠 |