大六天榊神社

横須賀市西浦賀5(平成22年5月3日)

東経139度43分17.03秒、北緯35度13分59.07秒に鎮座。

 この神社は住友重機川間住宅の裏山中腹に鎮座しています。坂道の参道を上がると石段があり、その上に社地が作られています。社号標の立つ境内入口には靖国鳥居が立ち、参道正面に灯籠と狛犬。その後ろに社殿が建立されています。社殿脇にはこの地域に良く見られるという漆喰彫刻が見られ、 「榊神社大禄天 伊勢山神明社」の額が掲げられています。境内社として稲荷社が祀られています。

 御祭神:面足彦命(猿田彦神)
 祭礼日:5月中旬の土・日曜日
 境内社:稲荷社
 由緒:川間(西浦賀町5丁目)の鎮守様で、主祭神は面足彦命(おもたりひこのみこと、猿田彦神)です。
 この神社の正式名称は榊神社大禄天神といい、当初は川間奥にある通称お伊勢山の中腹にありました。明治の頃にお伊勢山の入口に移され、さらに昭和の初めに現在地へ移されました。
 大禄天は第六天(多化自在天)に語呂が通じ、修験者の信奉した仏神といわれています。道の分れる所を守り邪霊の侵入を阻止する神としてお祀りしています。
 お社の漆喰彫刻は、浦賀の神社仏閣に見られる特徴です。
 祭日は5月中旬の土・日曜日です。

社頭
神社入口
境内入口に立つ靖国鳥居 社号標
境内の様子
拝殿前、建立年代不明の狛犬
阿は子狛を連れ、吽は玉に手を掛けています。所々の剥落箇所を見ると、補強のためでしょうか?石の上に薄いコンクリートを吹き付けてあるように見えます。小顔でスリムな体つきですが、迫力を感じさせる狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
社殿
漆喰彫刻で作られた社殿両脇壁
社殿に架かる額
「榊神社大禄天
 伊勢山神明社」
社殿内の様子
手水舎 境内社:稲荷社
稲荷社の御眷属・お狐様
耳や顔の一部が欠けてしまいましたが、たおやかな出来の良いお狐様です。