最上稲荷神社

横須賀市佐野町2-44 (令和6年3月27日)

東経139度40分13.97秒、北緯35度15分44.75秒に鎮座。

この神社は、JR横須賀線・衣笠駅の北北東1.2km程の辺り、佐野町の街中に鎮座しております。

御祭神 

当 最上位経王大菩薩の略縁起
日本の三大稲荷の一つとして広く親しまれているこの最上さまは、正式には「最上位経王大菩薩」と申され岡山県高松市の稲荷山妙厳寺を総本山としてその御本尊が鎮座ましましていられます。
この最上位経王大菩薩の御本尊は、その昔報恩大師摩訶聖人という方が高松市の霊山の元宮地帯、八丈岩の岩窟で修行をつまれていた、ある時、空一面瑞雲たなびく中を最上位経王大菩薩が白狐にまたがり、しずしず、おりたたせられたということであります。
天平勝宝4年(753)、時の帝孝謙天皇が御病気にかかられた際、報恩大師に勅が下り祈願をさせしめられ、御病はたちどころに御平癒あそばされたとあり、またその後桓武天皇が御病に悩まされた時にも、ご祈祷申し上げたところ、すみやかに御平癒あそばされたため、天皇はあつく帰依あらせられ寺院を建立なさる事を発願なされました。その時「吉備の国稲荷山の麓に」との最上さまからお告げが下り、この地に堂塔伽藍を建てて頂き、これが本山建立の機縁となり、その後の稲荷山妙教寺の建立となって現在に至っております。
最上位経王大菩薩の経王とは、お釈迦様の教えの中でも「諸経の王」として最も重要とされる『法華経』を示されたものであり、法華経の説く教えによって衆生を救済する大菩薩であられるという意味であります。当山最上稲荷の御本尊は、明治42年(1909)妙栄寺住職第45世土岐泰雄上人の送書により、第46世高原泰譲上人を代使としてその御分躰を同年9月28日に奉迎してここに安置申し上げたものであります。
境内由緒書き より。

神社入口

入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

社殿

神額


生猫と狛犬

妙栄寺本堂