横浜市鶴見区江ケ崎町13 (平成24年5月23日)
東経139度40分42.91秒、北緯35度31分51.51秒に鎮座。
【神社情報・剣貝さんより】
川崎駅西口より川崎鶴見臨港バス、元住吉行き「江ケ崎八幡」下車徒歩数分の所に鎮座しています。最寄の駅南武線「尻手」駅からは徒歩十数分の距離です。こざっぱりした境内です。当神社の狛犬は一番古い吉六の作品とのこと。石工飯嶋吉六は、神奈川県近代史研究会編『江戸時代神奈川の百人』(有隣堂刊)に「五代にわたって活躍した鶴見村の石工」と紹介されています。境内脇に庚申塔の祠が2基、一つは境内側に向かっていますがもう一基は境内に背を向けています。
御祭神 応神天皇
御由緒
当神社は、天文元年(1532)上杉謙信の武臣荒川伊豆守景親、主命により江ヶ崎村に武運長久祈願のため創建せられたと伝える。天正十九年九月九日伊豆守の嫡子八篠流の馬術家荒川長兵衛の検地であり、江ヶ崎村石高百七十四石九斗を領地として社殿を修理した。当時の民家は二十八戸、稲毛領に属し、後川崎領に属す。鎮座地は東通りと称し参道の左右に老松二株、その他境内に古杉老松多く、神域頗る荘厳であったと云う。天明八年荒川家末孫荒川数馬社殿を改築し、石造随人二基を奉献、文化年中荒川八左衛門に至るまで代々領主の信仰殊に深く、明治六年村社に列し、同四十二年九月七 日寛政以前の無格社面足尊、惶根尊を奉斎せる大六天社を併合し本殿に合祀した。昭和三年七月二十日境内地全域鉄道省用地に編入のため現在地に遷座した。
神奈川県神社庁>八幡神社 より
参道入り口
拝殿
若干損傷が見られますが、この時代としてはとても良い保存状態です。拡大写真はこちら。 | |
(石工飯嶋吉六 天明8年(1788)戊申極月吉日建立) |
石造随人二基。社殿改築時に狛犬と一緒に奉納されたようです。拡大写真はこちら。 | |
奥殿
境内社
庚申塔 | |