杉山神社

横浜市都筑区池辺町2718(平成19年10月6日)

 この神社は都田小のすぐ西側に鎮座しています。杉山神社は、1800年代の始めに書かれた「新編武蔵風土記稿」には72社が記されていましたが、現在宗教法人登録されている神社は44社、その内横浜市内には35社あります。横浜市内でも旧武蔵の国に属する地域、及び川崎市・稲城市・町田市等の鶴見川水系を中心とした地域にのみ限られて鎮座している同名社の一社です。

 御祭神:五十猛命
 例祭:元旦祭、二月祭、9月祭(大祭)、11月祭
 境内社:八坂神社 鹿島社 愛宕社 稲荷社
 由緒:杉山の木立の中に祀られ霊験あらたかなので此の社号が命名されたと伝えられています。創立年代は不詳ですが、古来池辺町の鎮守として崇敬されています。
 明治6年12月村社に列し、大正9年12月22日神饌幣帛料供進社に列しました。建立は元文6年11月(1736)と推定され、昭和3年 昭和天皇御大典の儀式を記念して神社本殿の大改修がなされ、昭和22年11月に神楽殿が建設され、平成15年7月拝殿は新築、覆い殿は改修されました。

神社入口
参道左手
境内社・八坂神社
境内の様子
昭和3年(1928)建立のブロンズ狛犬
ブロンズ製の江戸尾立で、阿吽の位置が逆に置かれ、頭上には阿には宝珠が吽には角が付けられています。阿には今にも飛び出していきそうな子狛がいて、親は優しく宥めているかのような印象を受けました。吽は精緻な模様が入った玉を持っています。ブロンズは細かい表現・細工がしやすいようですが、この狛犬はその中でも精悍な、造りの良い狛犬です。それにしてもよく大東亜戦争中の供出を免れたものですね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
((犬)秀次・(台座)内藤慶雲 昭和3年(1928)11月建立))
拝殿 本殿
石塚
境内社・稲荷社
境内社・木材八所神社 境内とご神木