東方天満宮

横浜市都筑区東方町1275(平成19年10月6日)

 この神社は第三京浜道路・港北ICの北西約1.6kmに鎮座しています。入口は住宅に挟まれる感じで狭いのですが、奥行きがあり、石段を上がった境内は明るく広々として、中には中国から贈られたという木も混じる約250本の梅の木が植えられており、2月下旬には梅祭りが開催され、沢山の人々が早春のお花見と梅の香を楽しんでいるそうです。境内入口には溝口の名工・内藤慶雲作の狛犬も居り、拝殿には木鼻をはじめとした見事な彫刻類が施されていました。

 御祭神:菅原菅相丞霊
 例祭日:元旦祭・1月1日、例祭・9月25日
 由緒:創建は不詳ですが、旧社殿は当社より北方十五丁 天神山の中央に鎮座し、慶長年間の頃現在地に遷座したといわれています。武蔵風土記によれば文禄元年梶川二郎忠助の知行とあり管公像台座にその名が記され、再興延享3年と併記されています。
 文政11年本社を再建し、昭和55年改築しました。
 明治42年、八幡社、神明社、愛宕社、御嶽社、稲荷社を合祀しました。

神社入口 参道脇の三夜塔、庚申塔
三層の様子 二の両部鳥居
明治35年(1902)生まれ、溝口の名工・内藤慶雲作の狛犬
阿吽共に子狛を連れ、阿の狛犬は授乳中で、前脚で子狛をかばうような仕草をしています。吽の子狛は親の前脚に手をかけ乗り出すように前方を見据えています。力強く尚かつ滑らかなライン、全体の構成力は石工の力量を充分感じさせます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(溝口石工・内藤慶雲 明治35年(1902)3月吉日建立)
拝殿
拝殿の挙鼻・龍
拝殿の木鼻・龍
拝殿角の狛犬の彫刻
拝殿の欄間には十二支の彫刻が施してあります。
本殿鞘堂と僅かに見える本殿屋根
境内社 小御嶽大神碑
参明藤開山碑