杉山神社

横浜市緑区青砥町1119(平成19年10月6日)

 この神社はJR横浜線・中山駅の北東約800m、恩田川左岸近くに鎮座しています。周辺は宅地化している小規模の社地を持つ神社ですが、まだ、ケヤキ、アカガシ、クスノキ等が県指定の古木として残されています。杉山神社は、1800年代の始めに書かれた「新編武蔵風土記稿」には72社が記されていましたが、現在宗教法人登録されている神社は44社、その内横浜市内には35社あります。横浜市内でも旧武蔵の国に属する地域、及び川崎市・稲城市・町田市等の鶴見川水系を中心とした地域にのみ限られて鎮座している同名社の一社です。

 御祭神:五十猛命、配祀:日本武尊、應神天皇、大日靈貴命、面足尊
 例祭日:歳旦祭・1月1日、祈年祭・2月17日、例大祭・10月10日、新嘗祭・11月23日、大祓・12月22日
 境内社:御嶽神社、稲荷神社
 由緒:青砥地域の産土神ですが、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

神社入口 鳥居の社額
明治39年(1906)生まれの江戸流狛犬
征露記念に奉納された、慶雲の中ではちょっと毛色の変わった太めタイプです。確かに鬣の感じは似ていますが、精悍で力強く整った狛犬を造るのが慶雲…だとばかり思っていましたので、石工名を見るまでは慶雲の作とは分かりませんでした。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工 溝ノ口・内藤慶雲 明治39年(1906)1月吉日建立)
拝殿 本殿鞘堂
境内社・御嶽神社 境内社・稲荷神社