王子神社

横浜市緑区長津田町7-5-34(平成22年10月31日)

東経139度29分51.29秒、北緯35度31分25.54秒に鎮座。

 この神社は246号線・宮の前信号の北に鎮座しています。この日は日曜日でお日柄が良かったのでしょうか?七五三のお祝いの方が沢山いらっしゃって、氏子さん達が交通整理や駐車場の案内、境内の整理などご奉仕されていました。
 神社の入口には参道を分断する形で大きなご神木が聳えています。そのご神木の真後ろに一の鳥居が建立され、石段を上がると境内となります。境内正面には千鳥破風唐破風付きの豪華な権現造りの社殿が建立され、その前には嘉永6年生まれの江戸流狛犬がいます。

 御祭神:伊邪那岐命、速玉男命
 祭礼日:1月1日・元旦祭、2月節分・節分祭、4月29日・例大祭、6月30日・大祓式
 由緒:天正十八年(1590)徳川家康公の江戸入城に伴いその旗本岡野房恒公が長津田(千石)の領主として知行を許された。
 房恒公は長津田村の鎮守として、熊野三山(本宮・新宮・那智)のうち新宮(速玉大社)より若一王子権現をこの地に勧請して慶長元年(1596)に創建。別当寺として福泉寺を開基して管理運営に当たらせた。
 明治維新の神仏分離令によって権現をとり若一王子神社と改めて、明治6年に長津田村の村社に列せられ村人の崇敬を集めてきたが、昭和33年の狩野川台風によって社殿が損壊し、翌々年、仮社殿を建てて岡野家の造営になる立派な奥宮を保存してきたところ、昭和61年、秋田の名工の技による権現造りの立派な社殿の完成をみたものである。

社頭
入口に聳えるご神木
入口に立つ一の明神鳥居 社号標
石段参道の様子
境内入り口
境内の様子
拝殿前、嘉永6年生まれの江戸流狛犬
目を細めて、成熟した品格を感じさせる、素晴らしい狛犬です。阿吽共に親そっくりな子狛を連れています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(嘉永6年(1853)癸丑3月吉日建立)
拝殿
幣殿と本殿
手水舎 境内のご神木