橘樹(たちばな)神社

横浜市保土ヶ谷区天王町1-8-12(平成19年1月28日)

この神社は相鉄線天王町駅北東150m程の辺りに鎮座しております。商店街の中に有りますが、緑が多く静けさを感じさせる良い神社です。

当神社は、文治二年 (約八百年前)、源頼朝公天下の平和を賀し国中の大小の神祇に奉幣し祭祀の典を行った時の創建とつたえられる。即ち京都祇園社 (現在の八坂神社) の御分霊を勧請奉祀した。故に当社も祇園社、牛頭天王社、天王宮、橘樹社等社名が変わり大正十年、正式に現在の社名となった。(参拝の栞より)

旧地名は神奈川県橘樹郡帷子町字川岸。要するに、御祭神が差し替えられて社名の変更を余儀なくされたので、地名を採って橘樹神社としたものと思われます。現に祭礼の夏祭りは「天王祭」。

横浜市に編入された時、天王町の地名を付けた位ですから、地元の人の尊崇は篤かったのでしょう。

神社入り口と社号標。

関東ではやや珍しい、しめ柱の影に狛犬が見えます。

耳の大きな江戸狛が睨みを利かせています。保存状態も極めて良く、流れる巻き毛が美しい。拡大写真はこちら。

(嘉永5年(1852)奉納)

拝殿と拝殿内部の様子。

本殿と神楽殿。

神明社。