寺山神社

小田原市根府川95ー1 (令和6年12月5日)

東経139度08分23.72秒、北緯35度11分56.90秒に鎮座。

この神社はJR東海道本線・根府川駅から南に向かい歩いて1.2分の、国道135号線に面して鎮座しています。国道脇に大きな鳥居が建ちその奥は全て見通せるようなのびのびとした感じの境内です。

御祭神 武甕槌命

由緒
創建は不詳であり、古くは寺山権現といわれていたが、明治初年現在名に改称した。御祭神は武甕槌命であり、浅間神社、山神社の2社を鎮座している。
例大祭は7月15であったが、近年7月の第3日曜日となった。毎年、この日鹿島踊りが神輿の宮出、宮入の際に奉納されている。
往古からこの地根府川は、通称「根府川石」の産地として知られており、これに関連する業として石船(石材運搬船)があり、これにかかわる人達が多いことから、海や船、航海に関係のある鹿島信仰が定着し、鹿島踊りもつたえられたものであろう。しかも鹿島踊りは村村に入ってくる悪疫その他を退散させる効果のある踊り故、村の若い衆によって伝承されてきた。
踊りは成年男子によってのみおこなわれるのが特徴であるが、近年後継者育成を図るため少年も参加している。 舞態は円舞と方舞の組合せであり、人数は5行5列25人が定型である。踊りはまず太鼓、鉦、三役の順序で齋庭に現れて、左回りの大きく円周を描いて一巡し、静止して弥勒歌をうたい、終って円舞・方舞を2度繰り返す。踊りは全部歌が付き、衣裳は警個と歌上げを除き白丁を着る白張り浄衣で、平礼篤帽子をかぶり白足袋、白緒の草履をはく。
なお寺山神社の鹿島踊りは、神奈川県無形民俗文化財に指定されている。
境内由緒書き より。

神社入口

境内

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和7年(1932)7月15日建立)

龍と木鼻の狛犬

拝殿内部

本殿覆屋


天王社・姥社

寺山神社御璽 皇大神宮

市指定重要文化財の道祖神