小田原市本町2ー10ー16 (令和6年12月5日)
東経139度09分46.83秒、北緯35度14分46.34秒に鎮座。
この神社は、JR東海道本線・小田原の南南東1km程の辺り、本町の街中に鎮座しております。
御祭神 日本武尊
由緒
縁由及び創祀の記録は灰燼に帰して詳かではないが古老の口碑に依れば近衛天皇久安年間(1145〜1150)の勧請なると云はれている。後醍醐天皇の頃当所に真鶴が棲み、故に鶴の森明神と称したと云う。
後奈良天皇天文年間(1532〜1554)に山王原村松原の海中より十一面観音が出現、その託宣に依り当社の本地佛として祀ったことから神号を松原大明神と称したと云う。明応4年(1495)北条氏の小田原を治めるに当り当社への尊崇頗る厚く鎮守として社領一万石を寄せ氏綱、氏康等大事毎に必ず祈願した。天正18年(1590)北条氏廃滅後、後水尾天皇寛永9年(1632)稲葉氏の領となっても亦、鎮守として崇祀し社費は悉く藩財を以て之に当てた。霊元天皇貞享3年(1686)旧領主大久保氏が封を再び此の地に受けた事に依り猶先規に従い鎮守として崇敬前代に劣らず代々小田原の宿19町の総鎮守とした。明治2年(1869)松原神社と改称し、明治6年(1873)1月旧足柄縣に於いて縣社と定められ、明治40年(1907)4月2日神饌幣帛料供進神社に指定された。
境内由緒書き より。
参道入口
神橋と神池
境内入口
境内入口の狛犬
拝殿
拝殿前の狛犬
本殿
境内社
吉兆の大亀
社務所前、一体だけの狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)