鹿島大神

川崎市幸区鹿島田684 (平成24年5月8日)

東経139度40分30.41秒、北緯35度32分58.9秒に鎮座。

【神社情報・剣貝さんより】
JR横須賀線「新川崎」駅の横、JR南武線「鹿島田」駅より徒歩数分の所に鎮座しています。境内には神社所有の鹿島田幼稚園があります。一見園内に神社が有るように見えます。地図では「鹿島田大神社」と表記されていますが誤りです。地名が神社の名になったのではありません。幼稚園の名と混同しているようです。

本神社は鎌倉時代現在の鹿島田あたりに開墾に入った人々が今日関東地方で広く知れ渡った鹿島神宮から勧請(神の分霊を移し祭ること)して創建されたと伝えられています。 やがて開墾が進み水田ができあがるとこれを村の鎮守鹿島大神に寄進した。のちに鹿島田の水田・・・・・こうしていつのまにか「鹿島田」という地名が生まれたと言われています。
文献上に初めて鹿島田の地名が見えるのは、鎌倉時代で弘安9年11月29日(1286年)鶴岡八幡宮に寄進され「武蔵野国鹿島田郷」と記されています。町名にも関係する鹿島大神は、昭和の始頃までは「鹿島さま」といわれていて12月には大きな市がたち奉納相撲などもあり近隣の村々から大勢の人々が集まり大変賑わったといわれています。新鶴見操車場の建設に伴って、昭和2年に現地に移転しましたが、それまでは、操車場の中の宮城野711番地信号所附近に建っていたそうです。
境内案内板 より

御祭神 武甕槌神 ( たけみかずちのかみ )
御由緒
創立年代不詳、かつては現在の新鶴線の中央に鎮座されていたが現在地に移転後も当村住民の信仰厚く、明治年間迄は鹿島様と愛称され、祭礼には盛大な市が立ち近在近郷から参詣者が多かった。又村内の小高い所に在り洪水時は村民の命を守ったと云われ、現在も村の守護神として多くの崇敬者から崇められている。
神奈川県神社庁>鹿島大神 より

参道入り口。右、幼稚園・左、遊具。

鹿島田幼稚園入口と左、社務所

鹿島田幼稚園

拝殿と狛犬

空襲で焼けたのでしょうか、若干損傷が見られます。残念!。拡大写真はこちら。
(明治35年(1902)壬寅9月建立)

拝殿

向拝の彫刻

社額

本殿