白山神社

川崎市麻生区白山4-3-1 (平成29年5月20日)

東経139度30分49.99秒、北緯35度35分07.55秒に鎮座。

この神社は、小田急小田原線・柿生駅の東1.3km程の辺り、新ゆりグリーンタウンと呼ばれる大規模マンション街の一角に鎮座しております。

御祭神 白山姫命

白山神社は旧王禅寺村真福谷の鎮守で、宝永3年(1706)の王禅寺村絵図にはその名がみられるため、江戸時代初期には創立していたものと思われます。また文政11年(1828)に記された「新編武蔵野国風土記稿」には、南面する三間四方の社の存在が記録されており、その中に本殿を祀っていたと考えられます。
現在の拝殿及び本殿は、王禅寺の志村家に伝わる文書によれば江戸時代末期、嘉永3年〜4年(1850〜51)にかけて再建されたときのもので、文書には造営を受け持った地元真福寺谷の大工、助之烝・幸右衛門の名が記されています。なお、この拝殿の建物は、造営当時は本殿の覆殿として造られたものでしたが、昭和41年(1966)の改築に際して拝殿に転用されました。
本殿は総欅・素木造りで、向拝柱・木鼻などには躍動的な獅子や龍の彫刻が、また脇障子や壁面は仙人や鶴などの彫刻でふんだんに飾られいます。このような豊かな装飾は、関東の幕末期社寺建築の特徴でもあります。本殿は平成8年(1996)1月25日に市重要歴史記念物に指定されています。
境内由緒書き より

参道入口

参道

一の鳥居

境内

子沢山な江戸流れ。拡大写真はこちら。
(明治20年(1887)9月吉日建立)

二の鳥居

石仏等

拝殿

向拝の龍と木鼻の狛犬

本殿覆屋

本殿


末社

拝殿前の景色