伊勢原市高森 (平成16年10月11日)
境内の嘉永3年(1850)の石碑裏には式内社高部屋神社とあり、不思議に思っていたら、明治6年に朝命により社号を高森神社に変えたようです。
御祭神は味耜高日子根命です。日本に水稲文化を広めた加茂族の首長を祀る数少ない社で、大和朝廷が開発を始めた頃に当地に勧請したのではないかといわれています。味耜高日子根命は、大国主命の第一子で、天照大神が大国主命に国土を献上するようにと天稚彦をつかわした時、和合をもって平和に徹した神で、大和の葛城に鎮座されました。その神に縁の人々がいつの頃かこの地に来て開拓、農耕を教え、五穀豊穣を願い、その心のよりどころとしてここに高部屋の社を建て、祖神をお祭りしたのではないでしょうか。
神社入口
拝殿
拝殿内部
本殿
何となく情けない顔の狛犬