平塚市平塚4-18-1 (平成22年5月2日)
東経139度20分14.1秒、北緯35度19分30.05秒に鎮座。
この神社は、平塚宿の鎮守で、旧東海道と国道1号線の間に鎮座しております。JR平塚駅は1.2km程東にあり、現在周りは住宅街といった感じです。しかし境内は緑に囲まれ、静かな雰囲気の神社です。
祭神 天児屋根命・武甕槌命・経津主命・比売神
由緒 [春日神社略縁起]
承応三年 (一六五四) 六月記の春日神社縁起一巻によれば、「春日神社はもと平塚山黒部宮と称し、建久二年 (一一九一) 右大将頼朝が、相模川橋供養の御祈願所とした云々」とあります。
また、建久三年 (一一九二) 八月九日、将軍家御台所御産気のため神馬を奉り、安産を祈祷したとあります。
故に安産の御神徳とともに、昔から旅立つことを鹿島立ちといわれますが、これは春日の神が鹿島を立たれて無事春日大社にお鎮まりになった故事によるもので、旅行・交通安全の守護神としての信仰も根ざしています。
源頼朝より御朱印の御寄附がありましたが、元和年中 (一六一五〜一六一六) に焼失し、その後江戸時代には、慶安二年 (一六四九) に徳川家光より社領六石の御朱印を賜りました。
明治六年七月三十日、村社に列せられ、明治四十一年四月三十日、神饌幣帛料供進の神社に指定されました。
神奈川県神社庁公式サイトより。
神社入口と一の鳥居。嘗てはここより120m程南の東海道に一の鳥居が立っていたようです。
二の鳥居
やや小ぶりながら良く出来た江戸流れ。阿吽共に子狛を抱いています。拡大写真はこちら。
(石工 江戸高砂町 井筒屋千太郎 天保14年(1843)建立)
拝殿
拝殿の彫刻
本殿
春日龍神社
春日龍宮社
春日稲荷神社
春日天満宮
石祠や庚申塔等
庚申塔や五輪塔等。庚申塔右側には「右大山道」と書かれています。嘗て海路で大山へ詣でる人は須賀港(現平塚港)へ上陸し、北へ向かったようです。その大山へ向かう、街道沿いにあったのでしょうか。