江島神社

藤沢市江の島2-3-6(平成19年1月15日)

【狛犬情報:Mikuさんより戴きました】
 御祭神:江島大神( 奥津宮・多紀理比賣命、中津宮・市寸島比賣命、辺津宮・田寸津比賣命の三女神を総称)
 境内社:八坂神社(建速須佐之男命)、稲荷社(豊受気毘賣命)・秋葉社(火之迦具土神)、龍宮(わだつみのみや)(龍宮大神)
 由緒:社伝に欽明天皇13年(552)に天皇の勅命で、島の洞窟(岩屋)に神様を祀ったのが、江島神社の始まりであることが記されてます。当時は、海運、漁業、交通の守護神として祀られ、 御窟を本宮といい、奥津宮を本宮御旅所、中津宮を上の宮、辺津宮を下の宮と呼んでいました。 その後、文武天皇4年(700)に、役小角がこの御窟に参籠して神感を受け、 泰澄、道智、弘法、安然、日蓮などの名僧も、次々に行を練ったと伝えられています。
 仏教との習合時代には金亀山与願寺と号し、寿永元年(1182)源頼朝は祈願のため文覚上人に弁財天を勧請させ、江島明神と称して幕府の祈願所としました。御宇多天皇を初めとする朝廷及び、北条時政などの武将を始め、庶民の信仰も篤く、江戸時代には、江島弁財天への信仰が集まり、 江ノ島詣の人々で大変な賑わいを見せました。
 明治時代には、神仏分離令によって仏式を全廃して神道に復し、 江島神社と改称し現在に至りました。
 (江島神社公式HPより)

神社入口・瑞心門前の赤い大きな鳥居傍にいる慶応元年(1865)生まれの大きな江戸狛犬。
とにかく知的で端正な良い顔つきの典型的な江戸狛犬です。耳を横に流し、阿も余り口を開けていません。吽は鬣を口にくわえていますが、悪戯っぽくてかわいい仕草ですね。毛の流れはスムースで滑らかですが、阿吽で異なる流れ方をしており、石工さんの創意工夫が感じられます。
(石工・陣内平四郎 慶応元年(1865)7月建立)
現代的な大きな灯籠のようです。足の部分には波間に龍の彫刻が施してあります。