境内・社殿・末社等

 境内入口には建立年代不明の子だき狛犬がいて、子連れの若いご夫婦やお孫さんを連れたお年寄りが、狛犬を愛おしそうに撫で撫でしています。正面直ぐに建立されている社殿は、慶長6〜7年(1601〜02)に島津義久公の命に依り改築されたもので、拝殿前に勅使殿を置く配置は鹿児島地域独特の造りです。全体が県指定文化財で、本殿・幣殿・拝殿・舞殿・勅使殿が一直線に並び、本殿両脇に摂社を置き、互いに回廊で繋ぐ配置は県内唯一と言われています。
 社殿両側には境内社の武内宮、興玉神社、廿四社、若宮四所宮、稲荷社などが祀られています。 

境内入口
境内入口にいる建立年代不明の子だき狛犬
眉毛が目に被さり半眼を閉じたけだるそうな、潰れた顔つきの狛犬ですが、阿吽共にお腹の下に子狛を連れ、「安産祈願の狛犬」と呼ばれています。普通の神社では狛犬は余り顧みられませんが、この社では何人もの人々がこの狛犬に触り、御利益を預かっていました。彫りは深いのですが、お腹に子供がいるせいか石の塊のように見えますね。阿は授乳中のようです。
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県指定文化財・勅使殿
鹿児島地方独特の建築様式で拝殿の前に勅使殿があります。
「本殿・拝殿・舞殿・勅使殿・両脇摂社」案内拡大写真はこちらで
勅使殿向拝下彫刻・鳳凰
勅使殿木鼻・狛犬と象
県指定文化財・西長庁
県指定文化財・東長庁
県指定文化財・西回廊越しに見る舞殿と拝殿
県指定文化財・西回廊
県指定文化財・本殿
境内社:興玉神社
境内社:稲荷社
境内社:廿四社
車祓所