護国神社

南九州市知覧町郡(平成20年6月16日)

東経130度26分12.82秒、北緯31度21分36.02秒に鎮座。

 この神社は、薩摩半島の中央部、知覧町。知覧平和公園の中に鎮座しております。明治2年、戊辰戦争の戦没者を祀ったのが始りで、のち西南戦争から太平洋戦争までの戦没者を順次合祀しました。一時、豊玉姫神社内に移った後、昭和34年現在地に遷座したと言うことです。

社号標と神社入り口

拝殿

子乗り、玉乗の昭和狛犬。

本殿

ここ知覧は特攻の町として知られていますが、その特攻隊員達が出撃前夜、今生最後の夢を結んだ三角兵舎。神社の後ろに復元されています。元々は知覧飛行場周辺の松林の中に在って、屋根だけが地上に出て居る半地下式兵舎。当然擬装されていたが、外から観ると屋根しか見えないので三角兵舎と呼ばれていたようです。

公園内の夥しい数の燈籠。平和公園に至る道の両側にも多数の燈籠があります。特攻の母と言われた「鳥浜トメ」。生前、特攻平和観音像に至る 道に石灯籠を寄進する運動を進めていたとのこと。散華した特攻隊員と同じ数の燈籠があるのでしょうか。

特攻隊員の像。飛行機は特攻機という訳で無く、戦後の自衛隊練習機T−6G。

特攻の母と言われた、鳥濱トメさん。そのトメさんから見た特攻隊員の青春を描いた、映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」で撮影に使用された「隼」。ここ知覧からは120機が飛び立っていったそうです。

神社隣の知覧特攻平和会館。隊員の遺書や遺品等が展示されています。