鷹屋神社

霧島市溝辺町麓4260(平成22年1月8日)

東経130度41分44.66秒、北緯31度48分20.38秒に鎮座。

 この神社は鹿児島空港の西約1.7kmの谷間に鎮座しています。杉の樹林の中の一画が開け、朱の根巻鳥居が建っているところが神社入口で、石段参道を上がった左右に上半身だけの仁王像が置かれています。妻入りの拝殿奥には覆い屋内に本堂が建立され、左右脇殿も祀られています。
 境内右には市指定文化財・樹齢数百年の大イチョウも聳え、秋には見事な黄金色の姿を見せるのではないかと想像させます。

 御祭神:天津日高彦火々出見尊
 祭礼日:4月3日・例祭
 由緒:むかし、山陵下の神割岡の一角にありましたが住民が神威を恐れ、応永18年(1411)後小松天皇の御代に麓郷の中心であった宮の上にうつされたといわれています。宝徳3年(1451)6月島津貴親が社殿造営の陳礼を納めました。以来藩主から尊ばれこのあたりの総鎮主として祀られてきました。
 明治維新後は郷社として住民から尊ばれ、賑やかなお祀りが行われていました。
 樹齢数百年をかぞえるいちょうの大木は昭和57年6月町指定文化財として指定されています。

社頭
入口に立つ根巻鳥居 社号標
石段参道と境内入口
境内入口左右に置かれた仁王像
拝殿
本殿覆い屋
本殿と左右脇殿
御神木・市指定文化財の大イチョウ