久満崎神社

霧島市国分山下町(平成22年1月8日)

東経130度46分46.31秒、北緯31度43分17.53秒に鎮座。

 この神社は上小川小学校の東北東約400m、472号線沿いに鎮座しています。前面は玉垣もなく境内まで見渡せる開放的な感じの神社ですが、背後の山の豊かな森を借景に、境内は落ち着きのある佇まいを見せています。
 入口に立つ靖国鳥居を潜ると参道はスロープになっており、途中右手には「田の神さぁ」や石馬神、狛犬?と覚しき物体が置かれ、石段参道には山神の祠が祀られています。石段を上がった境内入口には門守神社が祀られ、正面に妻入り白壁赤柱の拝殿が建ち、奥には黒い壁板の本殿が建立されています。又、境内右には水神等も祀られています。

 御祭神:隼人神、大山祇命
 祭礼日:6月下旬・河神祭(熊襲の慰霊祭伝承 旧5月28日)、9月9日・例祭
 境内社:門守神社、早馬大明神、山神、水神
 由緒:昔は、国分郷の総社でしたが、慶長年間、島津義久公が舞鶴城内に伊勢神社を移し、総鎮守の神として崇めたので、この社は格下げの形となり、上小川の産土神となりました。
 久満崎(隈崎)は隼人七隈のひとつで、隼人城(城山)の鼻先、隈の先にあったことから久満崎と呼ばれるようになったと伝えられています。
 昔は、久満崎の山上に社があり、参詣に不便をきたし橋の上から拝んでいたこtから、この橋を「拝田橋」、付近を「拝田」と呼ぶようになりました。

社頭
入口に立つ靖国鳥居 社号標
「村社久満崎神社」
参道の様子
田の神さぁ 石馬神と灯籠
石造物の陰に隠れるように置かれていた、狛犬?と覚しき物体3個
石段参道の様子
参道脇の山神祠
境内入口
門守神社
拝殿
本殿
境内社 水神