熊野神社

霧島市隼人町真孝794(平成22年1月8日)

東経130度44分2.47秒、北緯31度43分23.78秒に鎮座。

 この神社は冨隅小学校の西約150mに鎮座しています。
 入口には地元の人達から「権現サァー」と呼び親しまれている大きな仁王像が立ち、鳥居を潜り境内に入ると、直ぐ左右に門守神社が祀られています。参道は直ぐに右に曲がり、正面には妻入りで紅白に色分けされた綺麗な拝殿が建ち、拝殿に繋がった形で流造りの本殿が建立されています。境内周囲には地蔵菩薩像、その他数基の石碑、水神様も建立されています。

 御祭神:伊弉冉尊、事解男神 、速玉男神
 祭礼日:歳旦祭・1月1日、夏祭 六月灯・7月第四日曜日、秋祭・11月23日、月次祭・毎月1日
 境内社:水神
 由緒:文禄4年(1595)第16代島津義久公が富隈在城の時の勧請により社頭が建立され、浜之市の惣社として他に異なり崇敬された。その後の寛永年間(1624〜43) 義久公の三女亀寿樣が再興されたが、寛永の年類火にて炎上、再度修復する。
 現在の社殿は昭和29年4月に改築されて、境内には根回り4.2mの銀杏の古木が今も実を付ける。それより幾分小さな神木の夫婦楠がある。本殿の西側に寛文8年(1668)の地蔵菩薩の石像、その他数基の石碑、水神様も建立されている。
 なお入口鳥居の前に高さ2.1mの一対の仁王像(石像)が立ち氏子の人達は今でも「権現サァー」と呼び親しんで現在に至る。

社頭
社号標 入口の鳥居
仁王像(高さ2.1m)
門守神社
境内の様子
拝殿
本殿
水神様? 末社
寛文8年(1668)の地蔵菩薩像他
銀杏(根回り4.2m) 御神木・夫婦楠