伽藍神社

霧島市隼人町真孝1384-1(平成22年1月8日)

東経130度43分50.14秒、北緯31度43分29.12秒に鎮座。

 この神社は鹿児島高専の南約220mに鎮座しています。住宅地の真ん中にあり、周囲よりやや盛り上がった所に境内が作られています。道路から遮る物は無く、境内中央に聳える大きな楠が目立ちます。石段を上がると朱の鳥居が立ち、参道正面に紅い社殿が建立され、社殿内には石室のような屋根や壁が全て石で出来た本殿が建立されていました。本殿内には墓石か碑のような石造物が幾つか置かれているようです。

 創建は和銅元年(708)と伝わり、1300年前に大和朝廷に立ち向かい、戦い破れた隼人族(熊襲)の青年たち1400名がこの地で殺され、正八幡宮現鹿児島神宮によりその霊を鎮めるための放生会が行われた場所がここのようです。その「隼人浜下り・放生会」は現在も続けられていますが、そちらについては「南国の遊び部屋」に詳しく解説がありますので、そちらでどうぞ。

社頭
石段の参道 社号標
境内入口に立つ鳥居
参道の様子
拝殿
本殿
御神木・大楠