天御中主神社

霧島市国分清水1261(平成22年1月8日)

東経130度47分7.86秒、北緯31度44分39.53秒に鎮座。

 この神社は471号線沿いに鎮座しています。入口には「ほたるの杜」の看板が立ち、明神鳥居を潜ると、参道奥の大楠などの鎮守の杜の手前に門守神社、もう一度石段を上がると朱で統一された妻入りの拝殿、本殿が建立されています。境内右手には朱の鳥居、塩井之霊水洞窟が祀られ、神池に流れた霊水は蛍を育てています。
 緑豊かな杜と朱の鳥居や社殿のコントラストが綺麗で、良く手入れされた素敵な神社でした。

 御祭神:伊邪那岐神、伊邪那美神、大日霊貴神、月読神、阿遇突智神、経津主命、武甕槌命、北斗七星、源頼朝、島津忠久
 祭礼日:3月1日・お田植祭、10月1日・例祭
 境内社:門守神社、招魂社
 由緒:創建は神社明細帳に依れば寛弘元年(1004)と言われています。
 天御中主神社は、清水城の南端に突き出た七つの岩石の尖觜の突端にあり、その景色が北斗七星にかたどられていることから北辰様・北辰大明神とも呼ばれています。
 祭神の十座に北斗七星が祭られているのもこれからきたと思われます。北斗七星を祭れば長寿を保ち富み栄えるという伝説があり、天御中主神社(北辰様)として昔から武運長久・延命長寿の神として崇敬されてきています。
 明治41・2年に守公神社・愛宕神社・御軍神社を合祀しました。
 春の「お田植祭」の踊り手は皆女性で、先の戦争で踊り手の男衆が駆り出された時、伝承を絶やしては先祖に申し訳ないと留守を預かる女子衆が一念発起して現在まで伝承されてきたのだそうです。

社頭
入口に建つ明神鳥居 社号標
参道の様子
門守神社
御神木・大楠 手水舎
境内入口
拝殿
本殿
塩井之霊水洞窟
「塩井の水」碑と塩井の水が流れ込む神池
ここで蛍の育成が行われているようです。
招魂社と忠魂碑 絵馬