八坂神社

鹿児島市清水町26-1(平成22年1月6日)

東経130度34分15.63秒、北緯31度36分7.28秒に鎮座。

 この神社は稲荷川河口左岸、祇園之洲公園に隣接して鎮座しています。社地中央に紅い鳥居が建っていますが、今は車でこられる方が多いのでしょうか?社号標は駐車場入り口に建っています。結構広い境内はとても良く整備清掃され、綺麗な拝殿、本殿が建立されています。
 鹿児島五社(南方、若宮、春日、稲荷、八坂)のうちの第二位の神社だったそうですが、悪疫退散、商工業の守護神として信仰が篤く、未だに人々の崇敬を集めているようで、私達が参拝中にも何組もの方達が参拝に訪れていました。

 御祭神:素盞嗚尊、御妃・奇稲田姫尊、御子・五男三女尊、相殿:八衢比古命、八衢比売命
 祭礼日:六月灯・7月1日〜、おぎおんさあ(鹿児島版祇園祭)・7月14日〜7月24日
 由緒:戦国時代に島津氏によって勧請されたと言われ、古くは「祇園社」と呼ばれていましたが、史料が焼失したため詳しいことは不詳である。
 もともとは稲荷川の上流にあったが享保9年(1724年)にそれまで山越えの古道を主街道としていたのを海側の磯街道に切り替えたため、八坂神社も移転された。天保年間には稲荷川の浚渫整備工事が進んだが、八坂神社の向かいに当たる土地に廃土が積まれたためその土地は「祇園之州」と呼ばれるようになった。嘉永6年(1856年)、島津斉彬の命により、この祇園之州に砲台が築かれ薩英戦争での主戦場の一つとなる。
 このようにたびたび戦禍に遭い、現在残っている建物は戦後に復興された物である。
 「祇園祭(おぎおんさあ)」は約1000年前から行われ、伝統文化を伝えている祭りです。まず、八坂神社で発幸祭が行われ、その後大傘鉾、創作神輿、子供神輿など趣向をこらした神輿が市内を練り歩く神幸行列が行われ、見物客を楽しませてくれます。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

社頭
社号標 入口の鳥居
境内の様子
拝殿
本殿
山車と神輿