建部(たけるべ)神社

鹿児島市武2-43-16(平成22年1月6日)

東経130度32分14.45秒、北緯31度34分35.90秒に鎮座。

 この神社は3号線・武岡トンネル入り口の真上に鎮座しています。3号線北側からは歩行者用参道、南側からは自動車用の参道が付けられ、境内への旧入口に明神鳥居が建っていますが今はもう入ることが出来ない状態になっています。原入口にはコケや羊歯などが付いた綺麗な手水舎があり、入母屋造り千鳥破風付きの綺麗な拝殿に繋がれた形で、流造りの本殿が建立されています。私達は曇り日の日没寸前の参拝だったので不可能でしたが、小高い位置に鎮座されているので、良く晴れた日には桜島や錦江湾の絶景ポイントになるのではないかと思われます。又、神社左手には西南役、日清日露、太平洋戦争等の慰霊碑が沢山置かれています。

 御祭神:大名持命、倭武命
 祭礼日:節分祭・2月3日、春季大祭(祈年祭)・2月19日、夏越祭(六月灯)・7月19日、秋季大祭(ホゼ祭)・10月19日
 由緒:当社は鹿児島郡市神社明細帳に依ると、はじめ大隅国小根占郷に創建(今から800年位前)され、其の後永世17年(1520)11月武村の内高麗町に遷され、其の後当地に御遷座さると記されています。
 当地に御遷座された時代は定かではありませんが、(奉寄進御宝前元文4年(1739)己未年9月吉日)と刻まれた石碑があることから、おそらくその頃からではないかと思われます。
 当社は古くは武大明神あるいは大田大明神(俗にでめ神社)とも言われて、早くより近在近郷の産土神として崇敬されております。

神社遠景と全体像
今はもう入ることが出来ない境内旧入口に建つ明神鳥居
社頭
手水舎
拝殿
拝殿木鼻・狛犬と象
拝殿内の様子
本殿
旧入口から見える町並みと3号線の様子
神社左手にある西南役、日清日露、太平洋戦争等の慰霊碑