皆房諏訪神社

鹿児島市皆与志町(平成22年1月4日)

東経130度31分40.58秒、北緯31度39分0.17秒に鎮座。

 この神社は花野団地北西の崖上に鎮座しています。入口左には皆房公民館が建ち、境内正面奥の一段高いところに社殿が建立されています。社殿へ上がる石段下には古そうな石鳥居と「村社諏訪神社」の社号標が立ち、赤い柱の社殿内に本殿が建立されていました。参拝後、ふと右手の忠魂碑に目をやると何か可愛い物が見えます。思わず足早に駆け寄ると前脚の折れた古そうな狛犬が一体だけ…。境内を隅々まで探してみましたが、残念ながら相方はいませんでした。

 この社に案内は無く、御祭神は建御名方命と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等は不明です。
 3月18日に近い日曜日に「棒踊り」の奉納があり、7月8日には「六月灯」が行われているようです。「棒踊り」は島津義弘公(17代)が朝鮮征伐から凱旋の帰路、棒術を踊り化したもので、農村で戦いに備えて青年たちを鍛錬するためにはじめられたものと伝えられています。

社頭 社名の書かれた幟旗
境内の様子
境内に立つ鳥居 社号標
「村社諏訪神社」
拝殿
拝殿内の様子
本殿
末社 末社
忠魂碑とその台座にいた一体だけの小さな狛犬
摩耗の仕方や鬣の長さ、足や尾の様子など、かなり古い狛犬の特徴を備えた可愛い狛さんです。
狛犬の拡大写真はこちらで
御神木 末社
仏像