日枝神社

鹿児島市鴨池1-8-23(平成22年1月6日)

東経130度33分7.14秒、北緯31度33分52.69秒に鎮座。

 この神社は騎射場駅の南西約230mに鎮座しています。入口には朱の鳥居が立ち、真っ直ぐに伸びた参道を行くと右手に手水舎があり、境内社が一社祀られています。参道正面には妻入りの拝殿が建立され、拝殿内には西郷隆盛や東郷平八郎元帥が描かれた大絵馬が掲げられています。本殿は大きな流造りの社殿で、境内社・水神の入口に立っている石造物(鳥居?灯籠?)には龍が彫られ、その変わった造形に心惹かれました。また、市街地に鎮座する神社にも拘わらず、この社には大きな楠が聳え、神社の雰囲気を一段と高めていました。
 この社の魅力は何よりも神主さんの存在です。私達が写真撮影をしていると話しかけてくださり、直ぐ後にご祈祷の時間が迫っているにも拘わらず、拝殿内の撮影の許可や、この社の歴史を教えてくださいました。又、地域の人々や子供達への素晴らしい接し方をお聞きするに及び、尊敬の念と共に、地域の人と共に生きる神社本来の在り方を再考させていただきました。最後に、今回鹿児島の神社を参拝するために訪れたことをお話しすると、「それならば是がお役にたつでしょう。」と「平成22庚寅年 かごしま暦」を下さったのもこの神主さんです。お忙しい中、本当に有難うございました。

 御祭神:大山咋大神、大己貴大神
 祭礼日:7月22日・六月灯、10月22日・秋祭、七種、厄払い、七五三、歳旦祭
 境内社
 由緒:創建は島津宗信公の時代、寛延2年(1748)に滋賀県大津市坂本鎮座・日吉大社より、民政安定のため勧請して祀られました。
 伝承祈願・子授り・安産の御神徳があります。
(「平成22庚寅年 かごしま暦」より)

境内「由緒 沿革」拡大写真はこちらで

神社入口
参道の様子
手水舎 境内社
拝殿
拝殿内の様子
拝殿内に架かる大絵馬
本殿
境内社・水神
境内社入口に立っている龍が彫られた石造物(鳥居?灯籠?)に心惹かれます。
市街地に鎮座された神社にも拘わらず、この様に境内に大楠が残されているのが何もと心安らぎ、「都会のオアシス」としての神社の存在感を、神主さんの素晴らしい心意気と共に、何時までも残していただきたいですね。
絵馬