鹿児島市郡山岳町2313-1(平成22年1月4日)
東経130度27分24.64秒、北緯31度40分25.71秒に鎮座。
この神社は40号線と309号線の合流地点北に鎮座しています。入口には真っ赤な明神鳥居と、「縣社智賀尾神社」の社号標が立っています。境内は広々としており、背後の深い緑の森の前に、朱と白に綺麗に彩色された社殿が建立されています。御神木の大楠の勢いよく見事な枝ぶりを見せています。
御祭神:智賀尾神(陽神六座陰神六座)
祭礼日:不明
由緒:三国名勝図会によると、「智賀尾六所権現社 嶽村にあり、奉祀陽神六座陰神六座、都て十二座にして、神名及び勧請年歴詳らかならず…。むかし同村餅川上の岡に鎮座して、大社なりしに、野火延びて社殿焼亡す、其の後今の地に遷す…」とある。また、三代実録によると「貞観2年、3月20日、庚午(860)、薩摩の国従五位下智賀尾神従五位上を授く」とあり、古来薩摩の国では屈指の由緒ある神社です。
地域の人々の信仰はもちろんのこと島津藩主や地頭からも手厚い保護を受け、智賀尾六所権現の本社として由緒深く、明治4年8月県社に指定され、大祭には、県知事の奉幣を受け、昭和10年秋、昭和天皇行幸の折りには、神饌幣帛料をうけました。
神社は初め、嶽の北方にそびえる上宮嶽に祀られていたのが、里岳の餅ヶ岡に遷座され、その後野火の延焼に遭い、現在地に祀られました。
現在の社殿は、昭和61年に改修され地域住民の宗敬の厚さを感じることができます。
社頭 | |
入口の明神鳥居 | 社号標 「縣社智賀尾神社」 |
境内の様子 | |
拝殿 | |
本殿 | |
日露戦役記念碑 | 御神木・大楠 |