霧島神社

指宿市開聞十町(平成22年1月5日)

東経130度32分29.36秒、北緯31度12分36.07秒に鎮座。

 この神社は玉井簡易郵便局の南西約100mに鎮座しています。この社は枚聞神社の境外末社だそうですが、すぐ傍には700mも離れた枚聞神社の駐車場があり、夫と共にその初詣客の多さに吃驚。
 入口付近には大楠が聳え、鎮守の杜がしっかり残されている神社で、遠くからもこんもりとした森が良く見え、神社の所在地を教えてくれました。入口の鳥居を潜ると、参道脇には暖かい地方で良く見受ける芋科の植物が肉厚の葉を大きく広げる姿が有り、オレンジ系で統一された妻入りの社殿内に本殿が建立されていました。

 御祭神:瓊々杵命、彦炎出見尊、豊玉姫命、木之花佐久夜姫等
 祭礼日:11月19日
 由緒:創建は詳らかでないが、上古開聞の郷は龍宮界で海神豊玉彦命が支配していた。
 海幸から借りた釣針を紛失した山幸(彦炎出見尊)は、海神の宮に探しに行き、海神の娘豊玉姫命と出合い結婚し、入野の婿入に神殿を構え、後に霧島社としたと貝石の記に記されている。
 当社は昔から開聞神社の末社で、元禄の頃までは婿入の地に鎮座し、その後、入野海岸の堂地(霧島井戸の隣り)に移転した。
 神社制度制定により、明治7年十町玉井稲荷社の現在地に遷座。明治12年十町村の村社、明治40年神饌幣帛供進を指定。祭神を瓊々杵命とし、彦炎出見尊、豊玉姫命、木之花佐久夜姫命等合祀の諸神を併せ祭る。明治39年の神社寺院仏堂合併の勅令により、明治42年入野の馬水大明神、川尻の天神社、脇の竜大明神を合祀した。

社頭
神社入口 鳥居に架かる額
参道・境内の様子
拝殿
拝殿内の様子
本殿
霧島神社入口付近から見える薩摩富士(開聞岳)