春日神社

日置市伊集院町中川917(平成22年1月4日)

東経130度27分9.38秒、北緯31度38分48.24秒に鎮座。

 この神社は土橋小学校の北北東約1.3kmに鎮座しています。道路から境内が見渡せるとても開放的な雰囲気の神社で、入口の八幡鳥居を潜ると正面に赤い扉の付いた妻入りの拝殿が見えます。初めは気がつかなかったのですが、拝殿の軒下には縦置きの狛犬が居ました。しかも建立年代を見ると、安永3年(1774)というかなり古い物です。鹿児島には殆ど狛犬は居ないものと考えていただけに、こんな所で可愛い狛犬ちゃんに遭遇するとは思いもかけず、大変嬉しい発見でした。本殿も赤い彩色が施されています。境内右後ろには優しそうな「田の神さぁ」が置かれていました。

 この社に案内は無く、御祭神は武甕槌命と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等は不明です。1月7日には「鬼火たき」が行われているようです。

社頭
入口の八幡鳥居 鳥居に架かる社額
境内の様子
拝殿
拝殿前、安永3年生まれの狛犬
縦置き。やや上向き、潰れた顔で、短めの鬣を毛先で軽くカールしています。尾は後ろの壁に近すぎて、どのような形か良く分かりません。後ろ脚の形は素朴で、前脚には沢山の足止めの紐が巻き付いていますから、願掛け狛犬のようです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(安永3年(1774)3月吉日建立)
本殿
境内右後ろに置かれていた「田の神さぁ」