大麻(おおさ)神社

善通寺市大麻町上ノ村山241(平成21年3月31日)

東経133度42分50.06秒、北緯34度9分17.62秒に鎮座。

 この神社は国道319号線を琴平方面へ進み、大麻町信号から208号線に入り、踏切を渡り少し進むと大麻神社の石碑があり、ここを右折すると正面に象頭山を背にして鎮座しています。
 道路に大鳥居が建ち、その左に御旅所や境内社・忠魂社が祀られています。鳥居からは参道が約300mほど続きますが、その間二の鳥居や石段の参道があり、もう境内かと思うと又一般道と併用の参道となり、複雑な参道となっています。
 神社入口の石段を上り、神門を潜ると境内となりますが、明るい境内には代々この社の神主を勤める白玖氏の祖神を祀る天神地祇社(白玖祖霊社)があり、社殿はその上の境内に建立されています。その他境内には多数の末社が祀られ、水琴窟なども造られ、綺麗に整備・清掃された清々しい神社でした。

 御祭神:天太玉命、配祀:天津彦々火瓊々杵尊、天香語山命、天櫛玉命、天糠戸命、天御陰命、天神立命、天三降命、天伊佐布魂命、天事湯彦命、天神玉命、天村雲命、天世手命、天湯津彦命、天神魂命、天乳速日命、天活玉命、天下春命、天鈿女命、天道根命、天明玉命、天造日女命、天玉櫛彦命、天日神命、天伊岐志迩保命、天表春命、天兒屋根命、天椹野命、天背男命、天斗麻彌命、天八坂彦命、天少彦根命、天月神命
 例祭日:10月第一土・日曜日
 境内社:天神地祇社(白玖祖霊社)
 由緒:景行天皇の皇子神櫛王が当国に下られたおり、大麻の神は天孫と共に国土を平定された神であると祈念され、当国初代国造に任ぜられました。その後も崇敬は益々深まり、穂積忍山彦根(現宮司の遠祖)は社殿を建立し祭祀を司りました。穂積白玖忍山彦根及び子孫七十代の霊神を境内祖霊社に祀っています。
 讃岐国鎮座延喜式内二十四社の一社で、明治5年、郷社に列せらました
(神社名鑑より)

御旅所内に建つ
社号標
参道入口
参道入口に建つ大鳥居
大鳥居左に鎮座する御旅所入口
御旅所境内の様子 御旅所
参道左側に鎮座する境内社:忠魂社
参道の様子
参道石段の途中に建つ二の鳥居
石段を上がりきると参道は又車道と併用されています。 神社入口の石段
随神門前にいる文政5年生まれの浪速狛犬
阿吽共に剥き出した平歯が特徴的で、まん丸い目玉の獅子頭のような顔つきをした狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文政5年(1822)9月建立)
随神門
随神門内にも大きな木製の狛犬が居ます。
狛犬の拡大写真はこちらで
境内の様子
境内社:天神地祇社(白玖祖霊社)
拝殿
拝殿に架かる「玉藻吉讃岐国鎮座延喜式内二十四社誌」の額
本殿
社殿全景
末社 末社
末社 水琴窟