木熊野神社

善通寺市生野町原729-1 (平成21年3月30日)

東経133度47分51.23秒、北緯34度13分16.07秒に鎮座。

 この神社はJR土讃線・善通寺駅の南東約850m、319号線に参道入口がありますが、そこから参道は真っ直ぐに約200m程続き、途中をJR土讃線が横切っていて、写真撮影の途中に目の前を電車が通り過ぎていきました。参道途中にも境内にも巨樹が聳える、まだまだ自然が残る素晴らしい環境の神社です。
 境内も社殿も綺麗に整備されていますが、これは平成2年即位の大禮を機に本殿、中殿、拝殿、屋根修復、並びに、大鳥井、手水舎等の整備をしたものと「社殿修復記念碑」に書かれていました。

 御祭神:速玉男命、事解男命、伊邪那美命、合祀祭神:大物主命、菅原道真公、高崖神、闇崖神、八衢彦神、八衢姫神
 由緒:生野町には東西二社の木熊野神社があり、この社は東の産土神として崇敬され、昔は東の宮と呼ばれていました。二社共に中村町の木熊野神社から分霊勧請されたといわれていますが、勧請年月・縁起・沿革等は不明です。

社号標 参道入口
参道入口の明神鳥居 鳥居に架かる額
参道途中にいる明治37年生まれの讃岐型狛犬
垂れ耳、奥目でやや尖った動物的な鼻先、長く流した鬣は二段になり、途中に立体的な渦巻きがあります。尾は背中に張り付いて胴体中央まで流れています。体には筋肉を表す瘤が付けられ、爪の先まで丁寧に彫られた素晴らしい狛犬です。この様な尾の流れを持つ狛犬は他県では見られず、讃岐型といっても良いのではないでしょうか?
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治37年(1904)5月21日建立)
参道途中の巨樹 長い参道の様子
社頭
神社前方にはJR土讃線の踏切が見えます。
境内に聳える巨樹 境内入口の注連柱
境内に建つ二の明神鳥居
拝殿
拝殿唐破風上の煌びやかな鳳凰
拝殿屋根にいる飛び狛さん
拝殿内の様子
本殿
末社 社殿修復記念碑