若宮神社

高松市神在川窪町 (平成21年3月29日)

東経133度58分24.74秒、北緯34度21分22.67秒に鎮座。

この神社は、生島湾の南東1km程の辺り、生島町との境近くに鎮座しております。我々が参拝に訪れた時は桜が三分咲といったあたりで、思わぬ花見をさせてもらいました。

源三位頼政公は治承四年以仁王を奉して平氏を滅ぼさんとしたが、事漏れて宇治の平等院で平氏を担いだが勝たず、扇の芝で「埋もれ木の花咲くこともなかりしに身のなる果てぞあわりなりけり」の辞世を残して自殺した。頼政公の娘、二条院讃岐は流罪になり、住み慣れた都を後に憂き思いを八重の潮路にもまれがら日数を重ねて讃岐国神在の海岸に着き、おんど越えをして生島に来た。里人等貴人であることを察してよくこれを慰め当地に居らしめた。然るに不良の徒がその金品を奪わんとしてついにこれを殺した。里人深く憐れんで治承五年九月七日その墓地にある塚穴に神としてこれを祀ったが、後明治元年現在の地を選んで祠を建て若宮神社と呼んでこれを祀ったという。(下笠居村史)
若宮神社編笠神楽保存会より。

神社入り口

境内入り口の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和13年(1938)10月吉日建立 明治百年祭記念)

拝殿

本殿

境内の末社

境内の桜